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 現在の浜松では、塗装屋さんの数も段々少なくなっています。
今後は、高齢化と後継者不足でますます減少方向にあると思います。
そこで我々接術者は、心得としてある程度の塗装技術を持っていた方が良いのではないでしょうか。
吹さ付け塗装の設備を持つ工房は、全塗装や面塗装の方が奇麗に仕上がると思いますが、ちょっとしたキズ等は部分補修が有効ではないでしょうか。


 私が中古ピアノを販売する時も、音やタッチが良くても外装の状態が悪いものは足が遅く、奇麗なものほど早く出ていきます。
海外の一流品ですら同じ傾向があります。ヨーロッパでは日本ほど外装にこだわりませんが、反対に音やタッチ等楽器としての見方はシビアです。
 今回は私が行ったタンポ摺りを紹介します。急いでいる時は別として、ポリはポリ、ラッカーはラッカーで補修していきます。


・ポリ塗装をラッカー塗装で補修 (写真左‥順に@〜EとJ)した場合。

@ キズと周りの塗膜割れ等を整えるために塗面をバフ掛けし奇麗にする
A 320番のペーパーをキズにあてる
B PRパテを盛る
C キズ以外の所についたパテを取り除く
D 800番のペーパーで塗面とパテ面を平らにする
E 着色
F タンポ摺り
G 1200番のペーパーでタンポ摺りしたところを整える
H タンポ仕上げ摺り
I 極細のコンパウンドで手磨さする
J シリコンで仕上げる


・黒ポリの場合 (現在多くのメーカーに採用されています)

@キズを刃物等で整える
A黒ポリを盛る
B箆燥後、塗面を磨ぐ。ペーパーは、400番、800番、1200番とだんだん細かくして仕上げる
C細目、極細、超極細のコンパウンドでツヤ出し研磨する
Dシリコンで仕上げる。他の仕上げはラッカーと同いじ


 木地塗は、木目を書いたり(パテの上に)クリヤラッカーで上塗りをのせていく以外は、黒ラッカーの場合とほぼ同じ作業工程です。
カシュー塗装の場合は、苦労の割には仕上がりが奇麗になりませんので避けた方が懸命です。
 以上、工程を書いてみましたが、やはりでさるだけ多く経験することが一番大切だと思います。もしご質問やプロの技をご覧になりたい方は、私の師匠のダイヤ塗装の西口さんを紹介しますのでご一報下さい。






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更新日 : 2001年 11月 21日 pm 07:26:00